理事長挨拶
私は、土佐の高知の一番のウリを、「食が美味しい!酒が旨い!人が明るい!宴が楽しい!」だと思っています。食が美味しい地域、酒が旨い地域、人が明るい地域、宴が楽しい地域は、それぞれ日本中や世界中にたくさんありますが、この4つが全て揃っており、その結果「世界一宴が楽しい!」といえる地域は、「酒国土佐」しかないと思っているのです。

……しかし現実には、高知県の農家や漁師は減少の一途をたどっており、土佐の伝統的食文化は年々衰退しつつあります。土佐酒も、輸出こそ好調ではありますが、日本国内や高知県内においては、アルコール離れ等の影響が大きく、実は減少の一途なのです。また、底抜けに明るい県民性をベースに全てを「なかま」(土佐弁の「なかま」=「同士」&「共有・シェア」の意味。)にして人を楽しませるという、土佐ならではの伝統的おもてなし「なかま」文化も、年々薄れていっており、消え去りつつあります。さらに、自宅に多くのお客さんを招いて皿鉢料理で土佐酒を酌み交わすという宴、土佐の伝統的「おきゃく」文化にいたっては、もはや絶滅が危惧されており、そんな宴の中で繰り広げられていた「箸拳」「可杯」「菊の花」等の伝統的お座敷遊び文化も当然消え去りつつあり、そしてそんな「宴」文化の頂点に位置する伝統的土佐芸妓文化も、衰退の一途で風前の灯火となっているのです。
土佐の高知の一番のウリであるはずなのに、「食」も「酒」も「人」も「宴」も、全てが衰退しているというのは、一体どうしてなのでしょうか?その大きな理由は、2つあると考えています。まず1点目は、昔のままではなく、根本は保ちながらも、時代に合った工夫や何らかの現代的な解釈や要素を加える必要があるという点でしょう。土佐の「食文化」も、「酒文化」も、「人文化」も、「宴文化」も、元々ポテンシャルは高いのですから、ほんの少し時代に合った工夫を加える等のブラッシュアップをするだけで、一気に復活に向かう可能性が大きいと考えられるのです。次に2点目は、「食」だけ、「酒」だけ、「人」だけ、「宴」だけ、というふうに、自分のところのことしか考えないまま、バラバラのままでいるのではなく、それぞれの業界や関係者らがつながりや関係性を持たなければならないという点でしょう。土佐の「食」「酒」「人」「宴」は、1つひとつバラバラのままでは、その本領を発揮することができないということに、気づかなければなりません。しかし、ひとたび土佐の「食」「酒」「人」「宴」の四拍子がしっかりと揃ったならば、1+1+1+1=4ではなく、8にも9にも10にもなり得る強力なパワーが生み出されると考えられるのです。
私たちNPO法人 土佐伝統お座敷文化を守る会は、土佐の伝統的な「食」「酒」「人」「宴」に、上記2点のようなブラッシュアップを促し、全てを復活に導きます。そして、私たちの「MISSION(使命)」である、「『土佐伝統お座敷文化』の力で、飲める者も飲めない者もみんな『なかま』になれる「宴のユートピア」を土佐の高知に実現する。」を現実のものとするために、様々な活動を展開してまいります。ならば、必ずや土佐の高知は、日本中・世界中の他のどこにもない唯一無二の魅力あふれる地域となっていくことでしょう。そんな私たちの活動に、少しでも興味を抱いていただけたならば、是非とも私たちの「なかま」になっていただけましたら幸いです。
NPO法人 土佐伝統お座敷文化を守る会
理事長 竹村昭彦
設立趣旨
土佐の高知は、春夏秋冬・山川海の食材が日本一といえるほど豊かであり、かつ独特の伝統的食文化が色濃く残っています。さらに、そんな食を引き立てる、日本一レベルの高い辛口の土佐酒(「全米日本酒歓評会2024」金賞率&金賞数ともに日本一!等々)を醸す、独特の伝統的土佐酒文化も存在しています。また、土佐弁で「なかま」には、一般的な「同士」の意味に加え、「共有」「シェア」の意味がありますが、杯を「なかま」(共有)にして返杯・献杯を繰り返し、自由に席を移動して「なかま」(共有)にし、皿鉢料理も「なかま」(共有)にして取り分け合い、老若男女や飲めない人や見知らぬ他人までも「なかま」(同士)にし、全てを「なかま」にして人を楽しませるという、底抜けに明るい県民性をベースとした、独特の伝統的おもてなし「なかま」文化も根強く息づいています。さらに、家飲みにおいても外飲みにおいても、それら「食」「酒」「人」が一堂に会する独特の伝統的「宴」文化も残っており、盛り上がれば「箸拳」「可杯」「菊の花」等の伝統的お座敷遊びが繰り広げられます。そしてそんな「宴」文化の頂点に位置する伝統的土佐芸妓文化も、かろうじて残っています。
しかし、効率至上主義の現代において、それら全てが衰退の一途をたどり、さらにそこに長期にわたるコロナ禍が拍車をかけ、いまや絶滅すら危惧されているのです。しかし、これら土佐の伝統的なお座敷文化の中で育まれてきた「食」「酒」「人」「宴」を、あらためて俯瞰的に捉え直し、それらを現代にマッチする形に磨き上げながら再結合させることができれば、新たなエコシステムを生み出すことが可能になるはずです。さらにそれが実現され、その活動が活性化していくならば、土佐の伝統文化の継承や人材育成につながるのみならず、その魅力の発信による観光振興やまちづくりの推進につながり、さらには伝統的食文化の再生による農村漁村・中山間地域の振興にもつながり、ひいては高知県全体の経済活性化にもつながるものと、私たちは確信しています。また、宴席の増加や観光客の増加などによるモラルの低下を防ぐための飲酒モラル向上活動も当会の活動には含まれており、持続可能な観光振興やまちづくりの推進が実現されることになるでしょう。このように、高知が抱える様々な課題を解決しながら、かつ「土佐伝統お座敷文化」を核とした「土佐の食・酒・人・宴のブランド化」をも実現し、土佐の高知を、日本中・世界中の他のどこにもない唯一無二の魅力あふれる地域にするために、NPO「土佐伝統お座敷文化を守る会」は設立されることとなったのです。<令和6年1月22日法人登記>
MISSION(使命)
「土佐伝統お座敷文化」の力で、
飲める者も飲めない者もみんな「なかま」になれる
「宴のユートピア」を
土佐の高知に実現する。
当会が守り育てる
「土佐伝統お座敷文化」とは
- 皿鉢料理文化、鰹料理文化、土佐の酢みかん文化、土佐寿司文化など、
四季折々の恵まれた山川海の幸を使った、土佐ならではの伝統的食文化。 - 伝統的な土佐の食の美味しさを引き立てる、辛口であり、
やや酸があって飲みごたえがあり、かつ雑味が少なく後口が綺麗な、
伝統的土佐酒文化。 - 底抜けに明るい県民性をベースに、
全てを「なかま」にして人を楽しませる、
土佐ならではの伝統的おもてなし「なかま」文化。
※土佐弁の「なかま」=「同士」&「共有・シェア」の意味。 -
- ①箸拳・可杯・菊の花・しばてん踊りなど、
土佐ならではの伝統的お座敷遊び文化。 - ②土佐ならではの家庭における伝統的「おきゃく(土佐流宴席)」文化。
- ③料亭などにおける伝統的土佐芸妓文化。
- ①箸拳・可杯・菊の花・しばてん踊りなど、
入会金及び会費について
事業年度:4月1日~翌年3月31日
- 正会員
- 入会金:5,000円年会費:10,000円合計:15,000円
- 賛助会員
- 入会金:0円年会費:5,000円合計:5,000円
※入会金は入会初年度のみで、以降は年会費のみです。






